気楽な身分
溜まっている本を読んで、疲れてこたつで寝て、また起きて本を読む。「ほんにものごとの右左に分れるときと申しますものは、わが心にも合点の行かぬほど、あっちこっちになるものでござります。」(『おはん』宇野千代)あの人もこんな気持ちなんだろうか。「40歳になる」って、あぁ、あの人ぐらいか、って、嫌だ生々しすぎて想像するべきじゃない。「こういうとき、大人ならば、どうやってあたたまればいいのかを、知っている。」(『センセイの鞄』川上弘美)つまりはそういうことで、一度味わった(てゆうとえろいけど、そんな意味は全くない)幸せを、もう一度感じたいのかもしれない。て、現実と小説を行き来してると、疲れる。だからこたつで寝る。さてとあの人が気になる。優しい言葉は忘れられなくて、今頃になって効いてきた。だいたい、あたしはタイミングがずれるんだよね。向こうが想ってくれてるときにあたしもそうなれればいいのに、なにせ、ソウユウ言葉、最初、きもいと思ってひいちゃうからさ。今もたぶんひくけど、それでも、そうゆうことを言ってくれる人は少ないから、試しにだまされてみようか。とりあえず実家から東京に戻っておいでよ。そういえばなんで弟はセミダブルベッドを買いたいのだろうか。てゆうか、仲良く新年早々家具見に来てるカポーとか見て、店員とか冷たく接すればいいと思うなんて思う、ひねくれもの。
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